眼瞼痙攣に対する ボトックス以外の治療法
ボトックス注射以外に、眼瞼痙攣に対して有効とされる治療法には、以下のものがあります。ただし、その評価は、医師により、賛否両論あります。すなわち、一言で言えば、「効くひと」と「効かないひと」が存在する、ということです。
内服薬
抗てんかん薬 重篤な副作用があり、薬物血中濃度を測定して管理する必要があります。
抗コリン薬 パ-キンソン病に用いられる薬剤です。
抗不安薬 眼瞼痙攣を悪化させることもあります。
抗痙縮薬 筋肉の収縮を抑えますが、全身の筋肉に効いて、脱力を起こすことがあります。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬 第三世代の抗うつ薬です。
手術
眼瞼筋肉の切除術
眼瞼筋肉の縫縮術
額筋肉の吊り上げ術
手術は、受けてしまったあとで、「手術を受ける前の状態に戻す」ことは不可能ですので、熟慮が必要です。手術したけれども、やはりボトックス注射に戻ってきてしまうことも、しばしば見られます。